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就活コラム

使い回しが効くエントリーシートの作り方②

某コンサル会社最年少役員でカチメン!就活コラム担当のなかぴーです。

弊社の新卒採用責任者としても活動しており、 中途、新卒どちらの面接も数多く行ってきております。 

前回に引き続き今回も使い回しが効くエントリーシートの作り方について、 共有していきたいと考えております。 
前半では自己分析シートの記入方法についてご紹介しました。 
今回は本題とも言えるエントリーシートの作成方法についてお伝えしていきます。 

前半をまだお読みでない方はこちらから読み進めていただくことをオススメしております。
使い回しが効くエントリーシートの作り方①

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まずは全体の流れの復習ですが、全体の手順としては以下となります。 

1. 自己分析シートを記入する。 
2. 企業調査シートを記入する。(応募する企業ごとに作成) 
3. A.Bを照らし合わせながら、ESを作成する。 
※ESを記載する際に自己分析が深まることもあるため、追加で記載できることが増えたらAを更新する 

今回は手順3のES作成の説明となりますが、手順2については、過去の記事で取り扱っている内容となりますので以下の記事を参照ください。 
他の応募者と差をつける志望動機の作り方① ~企業調査のポイント~

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エントリーシートに記入するもの 


エントリーシートには、以下の項目を記入していきます。
 

・ 共通の目標
・ 共通目標達成のために必要なこと 
・ あなたの強みを活かして貢献できること 
・ 共通目標の具体イメージ 

それぞれの繋がりは下図の通りで、 まずは共通の目標を立てることによって、その会社に入社した先にやりたいことがあるという状態を作ります。 

共通目標に対して具体イメージを立てておくことで、口先だけの発言ではなく、本当にその目標を達成しようと考えを巡らせていることをアピールする狙いがあります。 

さらに共通目標の達成のために必要なことと、自分の活かせる強みを考えて準備しておくことで、指示を出さなくとも自発的に目標に向かって貢献をする人材であるということを示す形にしています。 

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前回と同様に手元のノートに同じ枠を用意して一緒に書き進めてみましょう。 
その際に、手順1で作成した自己分析シートと、手順2で作成した企業調査シートが必要となりますので準備しておきましょう。 

説明の中では、こちらの自己分析シートと企業調査シートの内容を事例として使用していきます。 

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共通の目標


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その企業の目標と自分の目標の共通する部分を探して記入していきます。
 

共通点が見つかりにくい場合は、より高い目標を掲げると共通点が生まれやすくなります。 
その場合、どちらかの目標を達成するための過程としてもう一方の目標を設定する形となります。 

言葉だけでは想像がつき難いと思いますので、例を元に考えてみましょう。 

・ 企業目標:世界中の人の健康に貢献し続ける 
・ 私の目標:「健康的な美」の追求によって人の健康と美容に貢献したい 

この場合、企業の目標の方がより抽象的で大きな目標になっており、さらに私の目標とする健康や美容がちょうど収まるような目標になっているため、どちらの目標を共通の目標として選択しても問題ありません。 

ただし、その企業が公言している目標をそのまま書いてしまうと「ただ丸々真似をしただけ」と捉えられかねないので、この場合は私の目標を共通の目標として設定するのが良いでしょう。 

 

共通目標達成のために必要なこと 


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設定した共通目標を達成しようと考えた時に、どのような取り組みが必要となるか想像して記載していきます。
 

就活生の皆さんにとってはここが最も考えるのが難しい項目となるかと思います。 

しかしながら、ありがたいことに手順2の企業調査の中で得られる「課題」や、「解決策」の中にほとんど答えが記載されています。 

例えば今回の場合は海外工場の建設やWebを活用したプロモーションの記載がありましたので、以下のように記載してみました。 

・ より多くの人に安定的に商品を供給するために計画的な工場建設を推し進めていく必要がある。 
・ 訪問営業のみならず、Webを活用した情報発信を強化することによってより多くの人にアプローチできる状態を作る必要がある。 

想像する中で「当然これは必要だろう」とイメージできるものもあるかと思いますので、そういったものもある程度記載しておくと良いでしょう。例では以下も加えています。 

・ 人の美容と健康に関する研究を継続的に行う必要がある。 

 

あなたの強みを活かして貢献できること  


こちらの項目は、先ほどの項目と、自己分析シートの「スキル/強み」の項目を照らし合わせながら記載していきます。
 

例の中では、Webを活用したプロモーション強化が必要とされている状況に対して、私の美容に関する情報をSNSで発信してきた経験を活かして貢献できることを記載しています。 

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共通目標の具体イメージ


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こちらの項目は、「本当にうちの会社の目標に共感して、一緒に挑戦がしたいのか」と疑われてしまわないように、あらかじめ共通の目標に対して一歩踏み込んでイメージを具体化するために記載していきます。
 

中々発想が難しいかもしれませんが、その会社の持つ強み・環境と、自分のスキル・強みを組み合わせてどんな挑戦をしたら面白そうか考えてみましょう。 

全て自分で行おうとすると発想が小さくなりがちなので、このタイミングではスイッチを切り替えて「会社が全力でサポートしてくれるもの」と考えて大きく発想しましょう。 

単なる真似になってはいけませんが、発想に困る場合はその企業の競合他社がどのような取り組みをしているか調べてみるのも良いでしょう。 

タイムマシン経営とも呼ばれますが、 アメリカで成功したモデルが数年後に日本に入ってくることも少なくないため、海外のトップ企業がどのような挑戦をしているか調べてみるのも参考になるでしょう。 

ここまでの情報をまとめて記載すると下図のようになります。 

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このようにして自己分析シートと企業調査シートを照らし合わせながら情報を整理していけば、 比較的スムーズに志望動機をまとめ上げていくことが可能です。 

慣れてくれば企業調査と同時にエントリーシートに必要な情報をまとめることもできるようになってきます。 

上記のシートを元に文章を組み立てる際は、様々な組み立て方ができますが、 悩む方は以下の構成を真似してみてください。 

序盤: 企業目標への共感、私の目標、共通目標を一緒に成し遂げたい 
中盤: 共通目標達成に必要なこと、強みを活かして貢献ができること 
終盤: 共通目標の具体イメージ 

こちらの構成を元に作成した文章は、過去の記事の例文として記載しておりますので、 ぜひこちらも確認していただけましたら幸いです。 
他の応募者と差をつける志望動機の作り方②  〜志望動機を作る時のポイント〜


使い回しの効くエントリーシートの書き方と題して2回に渡って取り組んできましたが、いかがでしたでしょうか。
 

自己分析シートを作る部分で苦戦した方も少なくないのではないでしょうか。 

少したいへんな作業にはなったかと思いますが、今しっかりと自己分析シートを作り込んでおくことで、今後のエントリーシート作成ではその過程は省略することができます。 

エントリーが本格化する前の段階でこちらのワークに取り組み、準備を進めていただけましたら幸いです。 

皆さんの就職活動が実りのあるものとなるよう、引き続き応援しております。 

 

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