動画面接って何が目的なの?必ず受かるための対策と準備法
こんにちは、カチメン!就活コラム担当のトイアンナです。
最近、動画面接を実施する会社が増えました。受ける業界によっては、ほとんど動画面接で選考が進んだ、という就活生もいると思います。
この動画面接ですが、基本的には普通の面接と何も変わりません……が、
動画面接ならではの気をつけるべきポイントが3つだけありますので、それを今回ご紹介します。
●動画面接で気をつけるべきポイント1
ライバルが多い
まず、動画面接を実施する企業は「ライバルが多い」と認識してください。普通の面接であれば、1つの会議室で多くても1日10件程度しか実施できません。仮に10個の会議室を押さえても、1日100人しか面接できないわけです。
しかし、動画面接であれば入退室のゴタゴタや待合室の準備も不要なため、1人の面接官が100名の動画を見ることも不可能ではなくなります。しかも、対面が嫌ならオンライン面接で良いにもかかわらず、その手間すら効率化して動画面接を実施したいと考える企業です。動画面接を実施する企業は、まず間違いなく人気企業であると考えてよいでしょう。
つまり、いつもなら通過してきた受け答えでも動画面接を実施する企業なら落ちる可能性があります。動画面接で選考落ちを繰り返すとつい「動画面接だから特殊な選考をされているんだ」と思いたくなりますが、実際には動画面接を実施する企業の多くが、人気企業であるがゆえに落ちやすくなっているだけなのです。まずは期待値を下げましょう。あなたが受けているのは「通ったらラッキー」という会社なのです。
●動画面接で気をつけるべきポイント2
志望度で差をつける必要がある
動画面接を実施する企業は多くが人気企業であるからこそ、応募者の志望度も高いことが伺えます。そのため、志望動機を話すのであれば、かなり熱のこもった志望動機が必要です。
たとえば、「御社は業界を率いるリーディングカンパニーであり……」といった志望動機くらいでは、「そんなの弊社のことだから知っているよ」と一蹴されるおそれがあります。
代わりに「御社を志望する理由は、父を超えたいからです。私は、幼少期から不動産の法人営業で働く父の背中を見て育ちました。父はよく、仕事の魅力として「街全体を変えれば、いま建設に反対している人も10年後に笑って暮らせるんだ」と語っており、その姿を見て私も父を超える不動産業界の人間になりたいと志しました……」といった、個人的な経験に紐づいた志望動機を作りましょう。
●動画面接で気をつけるべきポイント3
落ちる人の多くは「動画の内容以前」の段階で落ちている
動画面接で落ちる方の動画を拝見していると、その多くが、「内容以前」の理由で落ちていることがわかります。
<動画面接で落ちる方がうっかりやっているミス>
- ・画面が暗すぎて、表情がわからない
- ・緊張しすぎて顔がけわしすぎる
- ・早口で話しすぎており、何を言っているかわからない
- ・緊張しすぎて、問いに答えられていない
- ・声が小さすぎて、聞き取れない
- ・外で撮影した結果、背景音などで声が聞こえない
- ・カメラに近づきすぎており、面接官がぎょっとする拡大図になっている
- こういった理由で落ちているとしたら、あまりにももったいないことです。動画面接を録画したら、恥ずかしさをこらえても必ず自分で画面を見てみましょう。背景のノイズは加工アプリでカットできますし、表情についてはカチメン!をはじめとするAI面接練習アプリで訓練できます。
- また、片手でスマホを抱えて撮影するスタイルは、顔とカメラが近くなりすぎやすいのであまりおすすめできません。100均でも構わないので、スマホホルダーを買って少し遠くから撮影するといいでしょう。
理想的には、これくらいの距離がカメラと取れていると望ましいです。
「動画面接ばかり落ちる」という方は、もしかするとこういった基礎科目を落としてしまっているのかもしれません。過去に提出した動画を見返して、セルフチェックしてみてください。