●自分の原因を特定するとき「性格」のせいにしない
こういった「相性の見定め方」や「自己分析のミス」で落ちていることはありえますが、能力で落ちるケースはほとんどありません。
こう断言するのは、私自身が陰キャオタクなのに、多数内定を勝ち取れたからです
実は、私の趣味はゲーム、それも成人男性向けゲームです。
しかも、「学生時代に力を入れたこと」は、骨壺を売る仕事でした。
骨壺って……。というわけで、初期に面接で受けていた会社は全部落ちました。
なぜなら、私が受けていた会社は、どこも協調性を大事にする会社だったからです。私のエピソードに、協調性を感じる要素はさっぱりないというのに……。
その後、私は「自分の強みって、好奇心が強くておもしろそうならとりあえずやってみることだな」と判断し、そういう自分を好んでくれそうな会社ばかり受けました。
その結果、キラキラ企業に複数内定した……というわけです
私は、性格が明るくてキラキラ企業へ行ったのではなく、キラキラ企業の「おもしろ人間枠」で内定したのでした。
そして内定できたのは、私の能力ではなく、マッチする企業を探せたからにすぎません。
●相性の観点から、受けている会社を選び直してみる
と、こんな風に、相性の観点から受ける企業を考え直してみると、あなたが落ちるのは、単に「受けている会社が、あなたの強みを強みだと感じられていないだけでは?」と思うわけです。
コツコツ頑張れる人なのに、要領がいい人がほしい会社を受け続ける。愛嬌があるのが強みなのに、セルフワークが多い仕事に応募する。
控えめなのが得意なのに、リーダーシップを要求する会社ばかり応募する。
こういうミスで、落ち続ける人が多数いるのです。もったいない……!
といったわけで「自分を責めず、人を責めず」ができるようになったら、先輩やOBOG、キャリアセンターなどでアドバイスをもらいましょう。
まずは、自責からも他責からも逃れてください。あなたは悪くありません。戦いは、そこからです。