動画面接で落ちまくる人の特徴と10分で全通に変わる改善策
こんにちは、カチメン!就活コラム担当のトイアンナです。
この数年、動画面接を必要とする選考が増えました。
そして、動画面接は「対面の面接」よりかなり楽な面接形式です。
というわけで、今まで多数の動画面接を指導してきた身として、通過率が何倍にも上がるコツを伝授します!
なぜ動画面接を課されるのか? |
なぜ、動画面接を課す企業が増えているのか。答えはシンプルで、そのほうが楽だからです。
対面なら会議室を大量に手配し、社員に頭を下げて同じ時間にメンバーをそろえ、一斉に面接しなければなりません。
さらに、遅刻する学生などの対応も必要ですし、学生から盗撮・録音されてSNSへさらされるリスクまで抱えます。
むしろ対面の面接は「よくぞ今までやってきたな?」と言いたくなるほど、面倒なシステムなのです。
それに対して、動画面接なら会場も不要。
さらに採用担当者が見たいときに一気に視聴できるため、選考できる候補者の数も増えます。
当然ながら遅刻などの対応もいらず、視聴後に選考結果を連絡するだけ。なんとも簡単なシステムです。
動画面接で落ちる人がやっているミス |
では、動画面接で落ち続ける方はどんな理由があるのでしょうか。
まずは、最もよくあるミスを並べてみました。
・ 画面が暗すぎて顔が見えない
・ 速く話しすぎて何を言っているかがわからない
・ 顔が画面に近すぎて怖い
・ 表情が暗すぎて、やはり怖い
・ トイレやうるさいカフェど、場違いな場所で撮影している
・ スーツではなく、ラフすぎる服装・外見で録画している
こういった前提をクリアできないと「全落ち」が続きます。
特にありがちなのが「顔が近すぎる問題」と「話すスピードが速すぎる問題」です。
まず、顔が近すぎる問題。
左は、一般的な動画面接でみなさんが撮影しがちな距離です。そして右の画像は、動画面接で適切な距離です。
手でスマホを持っていると左のサイズになるのですが、一人で自宅勤務中、左サイズの動画をパソコンで見ると結構怖いです。
私自身、就活生の動画面接を見て「ぎゃっ」と声をあげてしまったことがあります。
ヌッと顔が出てくる動画って怖いのです……申し訳ございません……。
スマホはどこかに固定して、距離を置いて撮影しましょう。
頭の上には握りこぶし1つのスペースをあけ、肩幅が見えるくらいまで下がります。これで撮影準備OKです。
これだけで落ちるかといえば微妙ですが、視聴者=採用担当者への配慮もチェック対象であることは間違いありません。少し離しての撮影を心がけてください。
なお、さらに距離を置いて全身を映しても構いません。
そのときは音声がきちんと収録できているかチェックしてから応募しましょう。
アナウンサーの話し方をまねしてみる
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次に、話すスピードが速すぎる問題に触れます。
一般的に、若い人ほど話す速度も上がり、さらに相手の速い声も聴き取れます。
つまり、採用担当者が年配の方であればあるほど、あなたの音声は聞き取りづらくなるのです。
学生同士で問題がないからとそのままの速度で話していると、先輩社員には聞き取れない速度になってしまいます。
まずは、NHKをはじめとする地上波のニュースキャスターを見てみましょう。
そのうえで、アナウンサーの速度にあわせて話す練習をしてみてください。
アナウンサーの言っていることをそのまま追いかけてしゃべってみると、いかに自分が速く話していたか気づかされます。
何度も繰り返すうちにアナウンサーの話す速度が分かってきますから、根気よくチャレンジしてください。
また、「カチメン!」をはじめとする、AIで面接練習できるアプリを活用してみましょう。
話す速度やテンポを模擬面接で慣らすことにより、自然と自分の話し方を矯正できます。
志望度に差をつける動画面接のひと工夫 |
また、デベロッパーをはじめとする人気業界では、応募者があまりに多いため、普通の動画面接では通過しづらい傾向があります。
エピソードの中身を練ることも大切ですが、それ以上に自分の魅せ方が求められるわけです。
実際に、人気業界へ内定した方が行っていたことを列挙します。
・ 応募先の製品を手に持ったり、背景に写したりしながら志望動機を語る
・ 自己PRではエピソードにまつわるアイテムを映しこむ
・ フリップを使って自分の人となりをわかりやすく語る
・ 動画へテロップを入れて視聴しやすいよう配慮する
こうした工夫をこらすことで、ただ収録した動画との差を見せているのです。
もちろん、派手な動画がいいわけではありません。
YouTuberになる必要はありませんが、相手が見やすい動画になるよう配慮する姿勢が評価されているのです。
あなたもちょっとした工夫で、動画面接・全通を目指しましょう!