秋冬インターンで得る経験は他でも手に入る |
インターンで得られる場数とは、(1) 就活の経験 (2) 実務経験 に分けることができます。
前者の就活経験については、Webテスト対策とエントリーシート(ES)の添削を受ければ、そこまでの差がつきません。Webテスト対策はSPIと玉手箱を主軸として家で数十時間もやれば十分です。エントリーシート対策は、大学のキャリアセンターやOBOGに添削してもらいましょう。
面接経験は、夏・秋冬インターンに行った方でもそこまで身に付きません。なぜなら、ほとんどの方はインターンの面接までたどり着くことなく落とされるからです。
参加しなかった方も、家で面接対策ができるアプリ「カチメン!」などを使い、実践に近い経験を積むことができます。
秋冬インターンの代わりになる実務経験
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続いて、長期インターンで積める実務経験の代わりになる経験を考えてみましょう。
まずは、短期~数か月のアルバイトで構わないので、自分が就きたい職種のバイトを探してみてください。
たとえば、出版社へ行きたいなら編集プロダクション、デベロッパーへ行きたいなら不動産エージェントと、少しでも関連する業務で補助作業をしてみるのです。単位をほとんど取得できている方なら、派遣社員として入ってみてもいいかもしれません。
インターンは「疑似的な実務経験」ですが、可能な範囲で本当の実務をやってしまうのです。
そうすれば業界のよしあしもわかりますし、志望動機も地に足のついたものを書けるようになります。
インターンに行けなければ実務がわからないというのは、とんだ誤解なのです。
筆者は新卒でP&Gへ行きましたが、そのきっかけはドラッグストアのアルバイトでした。
ドラッグストアで明らかに売れている日用品を見たときに、資生堂・花王・P&G・ライオン・サンスターなどが常連であることに気づき、各社の違いをメモしてみたのです。
そこから志望動機ができ、内定へ導かれました。
インターンは「よいきっかけ」かもしれません。しかし、マストではないのです。
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春までに内定を出し尽くす企業は受けないでおこう |
ただし、ほとんどの内定を2月までに出し尽くす企業も一部存在します。
よく知られているのは外資系コンサルティング業界と、外資系投資銀行です。このほかにも「補欠程度の人数は入社させるものの、ほとんどの内定は出し切っている会社」というものが存在します。
こういった「採用を早く終える企業」はワンキャリアや外資就活ドットコムをはじめとする就活サイトへ口コミが投稿されていますので、会員登録してチェックしておきましょう。
インターンへ適当に通い企業研究もしなかった学生と、アルバイトや派遣から実務を学び、企業ごとの差や成長戦略を調べてきた学生。選ばれるのは後者です。
今からでも遅くありません。内定する学生に変わりましょう。