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就活コラム

緊張への処方箋(落ち着き)

こんにちは。カチメン表情監修の清水建二です。

前回のコラムでは、言葉と表情を一致させる大切さと真顔が伝える印象について解説しました。言葉と表情が一致していないと、表情の印象が強く伝わり、誤解を与えてしまうことがある。真顔だと、顔の印象が強調され、男性の場合、怒っている印象を与え、女性の場合、驚いている印象を与える傾向にある、ということでした。

本日は、緊張への対処方法について解説します。

面接、緊張しますよね。多少なりとも誰もが緊張すると思います。大丈夫。多少の緊張は、普通の精神状態です。しかし、過度に緊張してしまうと厄介です。頭が真っ白になり、想定質問に対して用意してきた回答をすっかり忘れてしまう。「え~っと」や「ん~」という言葉ばかりが口をつき、質問にちゃんと答えられない。頭が回らず、適切な言葉が出てこない。これでは自己アピールを十分に出来ません。

また、目線が定まらず目が泳いでしまう、瞬きが増えてしまう、手で顔や頭を過度に触ってしまう、身体の軸がぶれ余計な動きをしてしまう…等々。挙動不審です。

「面接だから緊張しているだけだよね」と面接官が思ってくれればよいのですが、特に、目が泳ぐ、瞬きが増える、手で身体を触る、という動きは、「人がウソをつくときにする動作」だと多くの方々に信じられています。

信じられているだけで、科学的には否定されています。ウソをついていても、ウソをついていなくても、これらの動作は様々な原因で生じるのです。

目が泳ぐのは、緊張している、あるいは、考えているから(ものを考えるとき、視覚情報に邪魔されたくないため、私たちは正面から目をそらす傾向にあるのです)。

瞬きが増えるのは、緊張しているから。ウソをつくときも緊張しますが、ウソをついていなくても緊張する場面はいくらでもあります。あるいは、目が乾いたから瞬きが増えるということもあります。

手で身体を触るのは、感情の起伏をなだめるため。例えば、緊張をなだめるために顔を触ります。一方、嬉しいことがあり、ポジティブテンションマックスな状態を落ち着かせるために顔や胸元を触ったり、手をすり合わせたりします。手で身体を触る以外にも、唇や頬を噛んだり、唇をすり合わせたり、貧乏ゆすりをしたり、ペンや紙など自分の周りにあるものをいじる等があります。

それでは、過度に緊張してしまうことから起こるこうした事態に、どう対処したらよいのでしょうか?

二つの方法があります。それは、「マインドコントロール」「フィジカルコントロール」です。

繰り返しになりますが、緊張それ自体は、悪いものではありません。面接に緊張するということは、それだけ面接を真剣に捉えている、大事な出来事だと考えているからこそです。練習的な意味合いで受ける企業の面接に比べ、第一志望の企業の面接の方が、緊張すると思います。第一志望の企業への想い入れが強いからです。

TOEICに例えてみましょう。大学入学直後にクラス分けなどの目的で受験した(させられた?)TOEICと、就活の準備や自分の夢実現のために懸命に勉強した後に受験したTOEIC。後者の方が、テスト中、緊張すると思います。真剣になればなるほど、頑張れば頑張るほど、緊張するわけです。

したがって、緊張そのものは悪くないですし、面接で緊張することは普通です。ですので、「緊張しているということは、自分はこの面接を大切に思い、この面接に向けて頑張ってきた証拠なのだ」と自分に言い聞かせましょう。こうすることで、過度な緊張は和らぐでしょう。また、ある程度の緊張は、面接に望む上で、勇気を与え、自分を奮い立たせてくれるのに役立ちます。完全に緊張を消し去る必要はないのです。

続いて、フィジカルコントロール。

心の持ちようを変えることで、身体の動きを変えるマインドコントロール。一方、身体の動きを変えることで、心の状態を変えるのがフィジカルコントロールです。以前のコラムで紹介した表情フィードバックの逆バージョンです。

例えば、目が泳ぎ始めたら、目線を固定させる。緊張したり、考えをめぐらすとき、どこに目線を固定させるか予め決めておくのです。面接官の足元、手元、天井……等々です。

瞬きが増え始めたら、瞬きをしないようにまぶたに力を入れる。カチメン等を利用し、自分がどの程度、瞬きを増加させるのか認識しておくことが大切です。

手はしっかり、膝に置いておく。余計な動きはさせないこと。とはいえ、全く身振り手振りをしないのも堅い印象を与えることがありますので、適度に身振り手振りはするものの、原則、手で顔や額は触らないように意識します。もし面接中、触ってしまっている自分に気づいたら、そこからでも遅くありません。手の動きをコントロールしましょう。

フィジカルコントロールがどうも上手くいかないという方は、面接官に「緊張している」ということをハッキリと伝えましょう。こうすることで、少なくとも「ウソをついている」という誤解は受けずにすむでしょう。

こうして緊張への対処法を書いている私ですが、私も思春期を過ぎた頃から、過度に緊張するようになってしまい、高校の頃、暗唱した課題スピーチをクラスメートの前で発表するとき、最初の1行しか言えなかったという苦い思い出があります。

今では、数百名、時に千名を超す聴衆の前でスピーチ出来るくらい、緊張を克服しています。マインドコントロールとフィジカルコントロールを意識して、練習、練習、練習です。頑張って下さい。次回は、興味関心の伝え方【応用編】について解説したいと思います。

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