●ブラック企業を見抜く方法
企業の内部を知るには友人や間接的に知っている人が内部にいるなどなければ、なかなか正確に知るのは難しいです。
また、企業全体は問題なさそうでも部門の管理職に問題がある場合もあります。
転職面接では多くの場合、
・小規模企業の場合、社長あるいはそれに準ずる立場の人
・大企業の場合、所属部門の管理職
が面接します。
新卒の面接と違い、基本的に職種別採用のため、通常は配属予定の職場の管理職が同席します。
そのため、いわゆる面接官と合わなさそうと感じる、威圧感を感じるなど気になることがあれば辞退も良いでしょう。
その他、こういう質問をしてみて下さい。
「残業で夜9時、10時もあるのかなと思いますが、そのくらいと考えてよろしいでしょうか。」
「休日出勤もある場合も想定していますが、月に2回くらいで考えたらよろしいでしょうか。」
などわざと悪い情報を軸にした聞き方にしてみてください。
そうすると、
「残業はどのくらいですか。」
「休日出勤はどのくらいですか。」
という聞き方と違い、正直に企業側が回答してくれます。
これについてはワイズ就活塾の転職者の皆さんに必ず伝えていますが、うまくブラック企業を見抜けています。
また、メールでやり取りしているのに電話で毎回返答がある場合は証拠に残したくないという考えが働いている場合もあります。
全てと断言しませんが少し疑うのがちょうどいいです。
転職者で在職中の方の場合、電話に出るのが難しいことは理解しているはずです。
この点も気をつけて下さい。
電話も録音しておくことが大切です。
●おわりに
転職指導をしていて、ブラック企業には時々遭遇します。
・労働契約の話もなく、入社の話が進み、労働契約書を要求したら拒否され、入社が白紙
・当初聞いていた話と異なるため、強めに質問したら、逆に強い口調で否定される(証拠録音を聞かせても拒否)
・基本給が安く職能給が高いため、賞与の算出方法を聞いたら基本給から算定という回答
などグレーゾーンを利用するブラック企業とも言える企業もあります。
転職サイトに登録している企業だからと油断してはいけません。
基本的には転職サイトは企業側から報酬を得ている立場です。
ブラック企業から身を守るには自身で気をつけることが大切です。
おかしいと思ったら、質問をするなど丁寧に進めて下さい。