掃除上手は就活上手(かも)〜就活で立ち止まらないコツ〜
カチメン!就活監修の松原吉宏です。
今回は
・あたふたしていたらあっという間に1日が経過
・やっているはずだけど、何をしたかふわりとして言えない
・考え事ばかりで進んでいる感じがしない
など
就職活動で実際の行動(実行)がうまくできない場合に効果的な考え方のお話をします。
いつも通り分かりやすい論理的な考え方に落とし込んでいるのでしっかりと学んでくださいね。
●なぜあたふたして進んでいる気がしないか
進んでいる気がしないのではなく、進んでいない可能性が高いです。
実は行動するときには労力がかかります。
その労力は2種類。
・体力を使う労力→体を動かすイメージに類似
・気力を使う労力→脳を動かすイメージに類似
この2つに共通することは疲れが発生するという点です。
疲れが発生することでいわゆる、【やっている感】が出ます。
この【やっている感】の影響で行動できているように錯覚してしまいます。
実際に行動に移すために意識的にやっている感からやっている状態に切り替えましょう
●具体的に行動するシンプルな方法
掃除に例えると分かりやすいです。
分割方式で1つ1つのすべきことを明確にすることで進めやすくなります。
大分類:
家の掃除
中分類:
掃除箇所としては、
・玄関
・トイレ
・キッチン
・リビング
・風呂場
・自分の部屋
があります。
小分類:
キッチン
→シンク
→シンク下
→ガスレンジ
→ガスコンロ
→換気扇
小分類をこなしていくことで、中分類を終えることができ、その繰り返しで掃除が完了します。
考え事をするのではなく、細かいすべきこと(タスク)に落とし込んでいき、実行していきます。
実行する順番は掃除の場合は気分が乗るものややりやすいもの、あるいは、汚れが気になっていてしんどいと感じるもの。
どれからでも構いません。
進んでいれば大丈夫という感覚でいて下さい
掃除も整理もあれば、要不要のものを分けるなど種類があります。
これも何をするかは決めることで行動できます。
同時にするのが得意であれば、それに従い、苦手な方は1つ1つ行う形で良いでしょう。
掃除を例にした理由は、就活を始める前の方は掃除は都度行うもので、こういう1つ1つを片付けていくという考え方を身に着けやすいためです。
また、成果が見えやすいため、できている場合、実感を持ちやすいからです。
就活中の方の場合でも、部屋がきれいな状態のほうが勉強や就活に身が入りやすいです。
●分割方式を就活で例えてみよう
大分類:就職活動
中分類:
情報収集
書類作成
面接対策
など
小分類:
情報収集
→説明会予約
→企業のサイトを見る
→企業に関連する外部情報(ニュースサイト)を見る
など。
情報収集の段階では書類作成など具体的な行動に感じにくいです。
一方でこれができていなければ、書類作成も難しいです。
情報収集はできているという実感が持ちにくいですが、書類を書こうとするとその情報を利用して書く内容が浮かんでくることもあります。
また、同業他社の比較を行うときも比較材料である情報があってこそできることです。
こういう形でまず、考えて立ち止まってしまう癖を減らしていきましょう。
そして、行動量を増やす習慣づくりをして、効率的に就活に取り組んでくださいね。
この習慣づくりができることで、就職後に仕事をする際のタスク管理も上手にできるようになり、仕事の速度や質を上げていくこともできます。
また、タスク管理をすることで、漏れやミスを防ぐこともでき、丁寧な仕事ができるようになり、それが周りやお客様との信頼関係構築に役立ちます。
就職活動を単なる就職に終わらせず、自己改革に繋げていきましょう。