カチメン!就活監修の松原吉宏です。
今回は面接で落選したときに意識するポイントをリストにしました。
面接落選で辛いのは点数や落選理由を教えてくれないこと。そうなると何をどう改善すればいいのかわからない、自分を否定された気持ちになって落ち込み後ろ向きになることもしばしば。
最終面接の前後に読むコラム〜面接ごとの違いを理解した対策〜では最終面接とその他の違いも説明します。
しっかりとチェックしていきましょう。
●面接落選チェックリスト
・曖昧で抽象的な話になっていなかったか
どこにでも共通する話は平均点で心に響きません。その企業の製品、サービス、取り組みなど固有のものが話に出てこない場合、きちんと反映させていきましょう。
「御社を志望する理由は幅広い分野に強みがあるからです」
ではなく、
「御社を志望する理由は◯◯(サービス名)や◯◯(製品名)など医療、介護や日常の健康管理など幅広い分野にも強みがあるからこそ、具体的に人の暮らしや命に関わることができると考えたからです」
など。
曖昧な話、どこにでも通用する話から脱却しましょう。
・質問されて苦しいと感じることがあったか
質問されて苦しいのであれば、対策が不十分だった可能性が高いです。具体性を意識して下さい。
面接官はプロではなく、面接で聞いた話に即時質問を考えることは相当な労力がかかります。だからこそ、あまり考えず質問をしてきたり、関係ない論理性に欠けるその場の思いつきでの質問も多々あります。
そうしたものは回答できさえすればいいと考え、一言、二言で返答するのも良いです。
あくまでもよく聞かれる質問が高配点のため、気にしないようにしましょう。
焦ってどの質問にもしっかりと答えなければいけないと気負いして長い話をすると回答がぐちゃぐちゃになり、減点になります。
「全てをうまく回答できるようにする」という感覚をなくしていきましょう。
完璧を目指したり、自信がない場合ほど「なんとかうまく話さないといけない」と気負いして失敗しやすいです。
・堂々と話ができていなかったか
堂々とできていないということは自分で話していることに納得できていない可能性が高いです。
曖昧な部分、納得できていない部分は後述の方法で固めて下さい。
誤解しやすいですが、堂々と話す練習をするよりもまずは、話す内容に目を向けて堂々と話せない要素に向き合って下さい。
・何を話したかの記憶があるか
堂々と話したもの、具体的な話ができたものは記憶に残りやすいです。
記憶に残っていないのであれば、焦りや緊張の影響が大きかった可能性があります。
無意識的でもそうしたものが話し方、声、表情などに出ていたかもしれません。
その場合、まずは話し方の練習よりも具体性を話に持たせる訓練をしましょう。
圧迫面接への向き合い方のコラム参照(リンク入れる)
・なぜ?(理由)
・何?(例えば? 具体的には?)
・どのように?(方法)
・ほかには?
と自分で話した内容に問いかけて答えられるようにしましょう。
それからカチメン!で徹底的にトレーニング。
表情の分析だけではなく、声の分析で話す速度、声のトーンなどもチェックできますよ。
●面接通過を目指してすべきこと
チェックリストを再度眺めてみて下さい。
やることは変わりますか。いいえ、変わりません。
まずは、正しく深く知る、話す内容に反映させる、なぜ?何?など自問自答して、話す内容や質問される事項へ対策をする。そこからはカチメン!で徹底的に話す練習をする。この繰り返しをしっかりとしましょう。
失敗しているときの分析を過剰にせずうまく話せていたときの自分を思い出してください。
その上で、これらのチェックリストを見ると気付くことがあるはずです。
うまくいっているときはこのリストに当てはまらない状態のはずです。
落ち込むよりも「次!次!」という考え方で向き合えば進めています。
考え込んで、後ろ向きや自分の内面に向き合いすぎず、行動に移していく習慣をつけましょう。
落ちたときほど自分自身が問われますし、行動以外で変化を作る方法はないという考えに切り替えて下さいね。