最終面接の前後に読むコラム〜面接ごとの違いを理解した対策〜
カチメン!就活監修の松原吉宏です。
今回は最終面接とその他の面接の違いを理解して、最終面接に向けて意識することをまとめています。
これを読んで、カチメン!でしっかり練習して内定を勝ち取りましょう。
最終面接とそれまでの面接の違い
まず、最終面接ではより慎重に判断します。理由として、採用を前提にする絞り込みを行うからです。
最終前までの面接では
・人物像
→信頼性、仕事(物事)に向き合う姿勢の確認。いわゆる、将来伸びしろが持てそうか、仕事で活躍してくれそうかなど可能性を見ることが多いです。転職と違い、業務実績がない分、将来性を見ています。
・業界、企業や希望する仕事の理解度
→興味の有無の確認
きちんと調べている=意欲や興味があるという理解をされます。本当にやりたいという気持ちが伝わるのがベストですが、仕事への理解があるだけでもある程度の評価は獲得できます。
最終面接までは多少のアラがあっても面接側は総合的に応募者を見てくれています。そして、「面接で受かるごとにレベルアップしてくれたらいい」という気持ちもあります。そのため、企業や仕事の理解度がほどほどでも、人物面の評価が高ければ最終まで残れる人も一定数います。
最終面接では採用前提で考えるため、これらの要素に加えて、「うちの企業の文化、そこにいる社員たちと合うかどうか」といったマッチングを意識します。そのため、優秀だから採用されるとは限らないです。
自分では自信を持ってうまく話せたのに落選したという声をワイズ就活塾の塾生からも時々聞きます。具体的に話ができていて、面接官の評価も悪そうではないけれど、落選することがあります。チェックリストを見ても心当たりがない場合、「わからないことは考えない。今からすべきことは変わらない」という気持ちで取り組むように切り替えて下さい。
最終面接でより注意すべき2項目
採用前提だからこそより意識しましょう。
・他社を意識した話になっていたか
応募企業の強みを整理した話し方ができているかどうか。売上構成、経営計画で力を入れようとしている部分も考慮した内容になっているかどうか。「うちのことどのくらい理解しているんだろう」という疑問を持っている面接官に「なかなかしっかり調べている」と思わせるようにしましょう。
・第一志望の理由として自分で納得した話にできていたか
「どこでもいい」から「ここがいい」までいかずとも「ここのほうがいい」というイメージで話せるようにしていきましょう。今回はリストなので簡易的に説明しますが、基本である「相手を知り、興味を持てるようにする」ことを意識しましょう。
注意!
「A社よりも御社の方が〜できると考えたからです」
この露骨な比較は意見として面接で求められる場合はいいですが、自分から言うと「他の会社にもこんな感じで言っているのか」という印象を与える可能性があります。社名を入れるなどせず、「より〜できると考えたからです」と比較対象を抜けば印象が落ちにくいです。
尖ることを怖がらない!
最終面接では具体的にしっかりと伝えることでマッチングもしやすければミスマッチもしやすいです。ただ、しっかりと言わないと企業文化に本当に合っているかどうかもわかりません。そして、しっかりと伝えないと一般論や弱い意見になり、響きません。丸みを帯びたイメージの意見ではなく、尖っていきましょう。
しっかりとやり尽くしたと思える場合の落選は企業の文化などとの相性のため、気にせずにいましょう。そして、そう思えるように対策しましょう。
最終面接まで行けた(いくつかの面接をクリアした)=間違った対策ではない
この考え方が大切です。
どうしても失敗したら失敗を気にします。
「終わった話よりこれからの現実」という気持ちで選考を控えている企業に向けての対策をしっかりと行いましょう。
悔しく感じたらカチメン!で練習してきた履歴、就活当初の自分の面接録画を見て下さい。
成長を実感して、やっていたことが報われている部分に目を向けて下さい。
就活は孤独な気持ちになることが多いです。自分で頑張っていることを評価してあげてください。