Web面接の基礎準備 ~丁寧さを習慣化しましょう、脱・手抜きの始まり~
こんにちはカチメン!就活監修の松原です。
今回は近年増えているWeb面接の対策で最初に何をするべきかについて説明します。これをまず丁寧に行うことでマイナス印象を避けることができます。まず、基本準備として2つを紹介します。
基本準備その1~Web面接の環境構築~
就活の書類、面接などでは手を抜かず、丁寧に取り組んでいるという印象を与えることは大切です。
当然将来、仕事でもこれができていて悪いことはありません。
だからこそ、みなさんには少しずつこの手抜きせず丁寧に向き合う意識を付けていただければと思います。
1. 画面移りの調整
自身をZOOMなどで見て、調整しましょう。イメージでは証明写真と同じです。
・注意ポイント
胸元から上が画面に収まっている状態かどうか。左右のバランスで画面の中心に顔の中心がある状態かどうか(極端に整える必要はありません)パソコン・スマートフォンの位置で調整するだけでなく、ご自身が後ろに下がるなどでの調整も良いです。
その他、高さ調整では椅子の調整、画面との距離の調整やパソコンの下にまっすぐの高さがあるものを入れることでの調整もできます。めぼしいものがない場合、大きめの本を重ねるなどでも大丈夫です。
※部屋が手狭でうまくいきにくい場合、部屋のレイアウト変更も必要かもしれません。
早めに今回のコラムで書いていることは準備して下さい。
2. 部屋の明るさ
特に、一人暮らし用の部屋の照明は明るさが不足していることが多いです。明るさによって、いかに与える印象が違うかは写真を御覧ください。照明が通常 ライトを使う場合の2種類が準備できると助かります。
デスクライトだとスペースを取るので、インターネットやホームセンターなどで入手できる机にクリップで留めるタイプのライトを用意して下さい。そして、1で試したZOOMなどで自分の顔を映して、きれいな顔映りになる角度を探してみて下さい。表情が暗く見えるのは不利なため、少しの手間ですが実践して下さい。
3. 背景の確認
背景で壁紙機能を使うと手や身体の動きが見えないなどボディランゲージの面で支障をきたします。
そのため、基本的には壁紙やぼかし機能は使わずにいたいです。画面に映るところは物を片付けるなどきれいにしましょう。ベッドが映る場合、これは仕方ありませんが、きれいな状態にしておきましょう。(できればレイアウト変更が望ましいです)
※就活ではできるかぎりパソコンを購入して下さい。
情報収集のやりやすさ、膨大なエントリーシートを書く作業を考慮すると避けられない投資です。安すぎるものだとすぐに固まったり、文字を打っていてもタイムラグが出ることもあります。また、面接で利用する際、パソコンが固まったり、音声や画像が乱れるのは不利です。家電量販店やパソコンに詳しい友人に用途を伝えて、選んで下さい。
どうしてもスマートフォンだと本体を真っ直ぐにすることが難しく、画面がまっすぐにならず、斜め下からの撮影になってしまいます。印象面では下がるかどうかはさておき、上がることはありません。
基本準備その2~録画テスト~
まず、撮影環境は整えることができました。次に、動作確認をすることで、不具合が出ないかどうかのチェックを行い、面接本番のリスクを減らしていきましょう。
ZOOMなどで録画をし、模擬面接風に話してみましょう。
改めて、戦術の
・明るさは大丈夫か
・画面内の自身の位置は適切か
・背景が散らかっていないか
だけでなく、
・録画の画質・音質で乱れがないか
も確認下さい。
より正確なテスト方法として、友人や家族とZOOMなどで繋いで確認する形があります。
できる限り電波が安定する場所を探して下さい。
また、動画が固まるなど通信状況が悪い場合はWi-Fi中継機を購入するのも良いでしょう。
おわり
まず、今回は基本準備ということで面接前にしておくといいことについて書きました。
別コラムではWeb面接の本番で意識することやみなさんが感じる疑問について解説します。
また、丁寧かどうか、配慮ができるかどうか、手を抜かないかどうかなどはこうした環境づくりからも見えます。企業が用意した会場ではないからこそ、Web面接では応募者の個性が見えますので、ご注意ください。