インターンシップで業界や企業を選ぶコツ 〜まずは気軽に始めましょう〜
カチメン!就活監修の松原です。今回は就活の初期段階であるインターンシップでどういう風に業界や企業を選ぶのかのコツを説明します。不安も多いと思いますが、本選考ではなく、インターンシップだからこそ気軽に進めていけます。
■参加する業界や企業を選ぶコツ
まず、単純な興味で見ていくといいです。例えば、食品業界が気になるならそのままシンプルに従ってみましょう。食品の中で飲料が気になるなら、飲料業界を見てみましょう。
みなさん、毎日食事をしているという点では食品に接点があるはずです。しかし、就活生の全員が食品業界に興味を持つとは限りません。興味を持つには理由があると考えましょう。もちろん、その理由が現時点で明確でなかったとしても何かに興味を持っているのですから後で見つけていければいいですね。なんとなく面白そうと思って、調べていくことでもっと面白く感じて興味を持つ場合もあれば、逆にイメージと違っていたということに気づくかもしれません。いずれにせよ、説明会やインターンシップで企業やその仕事に触れることでわかることが多いです。就活の初期段階ではこだわりすぎずに「まずはわからないから動いてみよう」という考えでいてください。
■採用サイトを見て仕事イメージを少し掴む
みなさんはインターンシップを探しているから、インターンシップに関係するサイトを見ようとすると思います。それも大切ですが、おすすめは採用サイトを見ることです。その中でも特に社員の仕事内容についてのページが良いです。仕事イメージを掴むことができるのでその段階で向いているかどうかの判断もしやすいです。企業によっては説明が短い、抽象的でわかりにくい場合もあります。その場合、同業他社のサイトを見ることで少しずつ理解が深まります。基本的には同じあるいは似た製品やサービスを扱っていれば、仕事内容が大幅に変わることはありません。
インターンシップのサイトはインターンシップの内容を曖昧に書いている場合があります。仕事内容を少し理解してからインターンシップのサイトを見るとインターンシップの内容も理解しやすくなるのでおすすめです。 例えば、営業を体験するインターンシップがあるとします。営業の仕事内容や難しさを先に理解をしているほうが選考に受かりやすく、グループワークでも意見を言いやすくなるなど優位に立てます。あるいは、選考型の場合、インターンシップ志望する理由を聞いてくることが大半です。そういう場合もきちんと企業の課題や仕事の難しさを理解しているように感じさせるほうが通過率を上げていけます。
このあたりはコラムのインターンシップで就活生が意識すべきこと〜企業の気持ちを知ってインターンシップに臨む姿勢を作ろう〜に記載しているので確認してくださいね。
完全に仕事内容を理解するのは簡単ではありませんが、インターンシップや説明会への参加でより正確な理解をしていけるといいですね。
■気軽に始めて丁寧に準備
説明会や選考がない大人数を募集するインターンシップは気軽に参加するのが良い場合が多いです。しかし、選考があるものや定員が少ないものは一人ひとりを最初の段階で丁寧に見ているため、注意が必要です。
2025年卒からはインターンシップの定義が変わり、特定の条件を満たせばその情報が採用選考に利用される可能性があるとしています。今までも利用していましたが、明確に定義を変更したため、インターンシップの段階から気を引き締めていきましょう。
2023年までの数年の推移では就活生の80〜90%がインターンシップに参加しているというデータがあります。参加率は例年8月に急増します。6、7月は50%台のものが80%以上になるのです。逆に言えば、その前からきちんと準備していけばゆとりを持ってインターンシップに臨めます。
このコラムを参考に、人と同じ時期に行動する多数派ではなく、早く動ける少数派になっていただければ幸いです。