人権がない職場に就職してしまう人の特徴と直し方
こんにちは、カチメン!就活コラム担当のトイアンナです。
「成長できる環境で働きたい。給料が多少安くても、やりがいを取りたい」
「この会社、残業代出ないらしいけど、むしろ修行させてもらえて、お金がもらえるなんてありがたい」
「厳しいフィードバックは、私に向き合おうとしてくれているからだ」
こんな風に考えたことはありますか?
その真面目さが、あなたを「人権がない職場」へ引き寄せてしまうかもしれません。
ここでいう「人権がない職場」とは、令和の世になってもまだサービス残業やパワハラ、セクハラが蔓延している企業をひとまとめにした言葉です。
この記事ではこういった「人権がない職場」に惹かれやすい就活生の特徴と、自分を守るための具体的な方法をお伝えします。
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いまだにブラック企業が淘汰されない理由は「引っかかりやすい学生」が毎年、一定数いるからです。
やりがいや成長は、給料と無関係です。
そもそも給与は業界で決まります。
金融業界は給与が高く、小売業界は安くなりやすい。これは個人の能力と無関係です。
むしろ、まともな企業は「適正な給与+やりがい+成長機会」をセットで提供します。
どれか一つを犠牲にする必要はないのです。
「修行期間だから」「下積みは必要」といった言葉も、聞こえはいいですよね。
けれども、それは「適切な指導と対価がある」前提での話です。
サービス残業やパワハラを修行と呼ぶのは、搾取を美化しているだけにすぎません。
フリーランスならまだしも、正社員なら指導を受けることも業務の一環なのです。
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では、具体的にどんな人が「人権がない職場」に引っかかりやすいのでしょうか。
特徴1:「やりがい搾取」フレーズに弱い
「この仕事で社会を変えられる!」「圧倒的成長!」といった言葉に心が踊る方へ。
これらのフレーズ自体は悪くありません。
問題は、給与や労働条件を確認せずに、ビジョンへの共感だけで職場を決めてしまうことです。
圧倒的成長と、人権のある職場環境は両立できます。もとい、両立できて当然なのです。
特徴2:「対価と頑張りのバランス」を考えない
アルバイトでも、友人関係でも、「自分ばかり損しているかも」と感じたことはありませんか?
もしあるなら、それはあなたが「与える」ばかりで「受け取る」ことを軽視しているサイン。
この思考パターンのまま就職すると、会社に搾取されやすくなります。
特徴3:疲れても休めない、休むことに罪悪感がある
「みんな頑張っているのに、自分だけ休むなんて」「私がいないと、仕事が回らない」と考えてしまう人は「人権がない職場」から見て格好のカモです。
組織はあなたが休んだくらいで崩壊しません。それで崩壊するなら、企業側の責任です。
これを理解できていないと、心身を壊すまで尽くし続けてしまいます。
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では、どうすればこの思考パターンから抜け出せるのか。具体的な方法をお伝えします。
「金をもらった分だけ働こう」と心の中で唱える
表向きは真面目な社員で構いません。
しかし、心の中では「給料に見合った分だけ仕事をしよう」と割り切りましょう。
これは手抜きではなく、健全な労働観です。
ドライに考えられる人ほど、実は長く、健康的に働けるもの。
見合わない労働で、無理をするのはやめましょう。
日常生活でも「対価とバランス」を意識する
アルバイトや友人関係でも、周りへ尽くしすぎないようにしましょう。
何かをしてあげたら、何かをしてもらおう、と考えるくらいがちょうどいいのです。
アルバイト先で「シフトを代わったら、次は自分も交代を頼んでいいんだ」くらいに思っておきましょう。
この感覚を身につけるだけで、就職後の「搾取センサー」が劇的に鋭くなります。
「疲れたら休む」を習慣化する
まずは小さなことから始めましょう。
たとえば今週、少しでも疲れを感じたら、予定を一つキャンセルして休んでください。
「これくらいで休むなんて」と思うかもしれませんが、それこそが危険信号。
疲労のサインを無視しない習慣をつけることが、将来の自分を守ります。
| 自分を大切にすることから、すべてが始まる |

「真面目で優しいあなた」だからこそ、人権がない職場から狙われます。
けれども、その真面目さと優しさは、報われる場所でのみ発揮すべきものです。
まずは今日、少しだけ自分を甘やかしてみてください。
疲れているなら、予定を一つキャンセルする。無理をしているなら、距離を置いてみる。
「休んでもいい」「対価をもらっていい」
この感覚を身につけるだけで、あなたの未来は大きく変わります。
一歩ずつ、でも着実に、自分を守れる人になっていきましょう。