カチメン!就活コラム

ケース面接を「考えず」に勝てる!コンサルに内定するための必勝対策

作成者: トイアンナ|25/07/14 7:50

こんにちは、トイアンナです。

コンサルティングファームを受けるならば、絶対に避けては通れないのが、ケース面接

ケース面接とは、「ビジネスでの課題に似たお題を出されたうえで、数分以内に解決策を提案する」問答のことです。 

たとえば「スターバックスの売上を上げるにはどうすればいい?」といった設問が出され、5分考えてからプレゼンで答える……というのが、ケース面接の典型例です。 

このケース面接ですが、年々難易度が下がっており、現在はほぼ対策が確立しています。

そのため、単純に「手順を知っているか、知らないか」だけで差がついてしまうのです。 

軸重視 × 最短内定 両方叶える就活支援

広告・シンクトワイス株式会社

ケース面接の手順1:
「いつまでに・
誰が・何ができていればいいか」を決め込む


ケース面接では十中八九「いつまでに・誰が・何をしていればいいか」を定めない、ボヤっとした設問が出されます。
たとえば、「音楽を好きな人が増えるにはどうすればいい?」といった設問です。

そこで、「いつまでに・誰が・何をしていればいいか」を、決めつけでもいいので定義してしまいます。

たとえば、「Spotifyの契約者数が3年後までに、今の1.5倍になる」といった、思い切ったわかりやすい目標を立ててしまうのです。 

 

ケース面接の手順2:

「課題はなにか」書き出す


次に、「なぜ現状でそれができていないのか?」という課題を書きます。
たとえば、サブスクで音楽を聴く人がまだ少ない、Spotifyを知らない……といった理由です。

そして、このあたりの原因のうち、主要なものを選びます。

今回で言えば「Spotifyを知らない」でしょうか。 

求人数は業界最大級!転職のプロに相談可能

広告・doda


 ケース面接の手順3:
解決策を考えて、使えそうな解決策を採用する


次に、解決策をどんどん書き出していきます。

今回の例ならたとえば、 

  • ・ 広告を出して、Spotifyの存在を多くの方に知ってもらう

  • ・ CDショップでSpotifyとコラボキャンペーンを開催し、Spotifyの認知度アップ

  • ・ 著名なアーティストにアンバサダーになってもらう 


など、なんでも構いません。
 


そして、ざっと出した解決策から「実際にできそう・結果が出そう」なものを選びます。

たとえば、広告を出してSpotifyを多くの方に知ってもらうとして、3年間で本当に1.5倍の会員を得るならどれくらい広告を出さないといけないの? ということを試算するのです。 

仮に広告を見たら、100人に1人がSpotifyを契約してくれるとします。
そして、現状のSpotifyの会員数が国内に500万人いるとします。(このあたりは、調べなくて構いません。計算しやすい数を当て込みます)
 

であれば、ゴールは500万人 × 1.5 = 750万人であり、追加分の250万人を広告でゲットしないといけないのです。

そうすると、2.5億人に広告を見せないといけなくなり、国内の人口を超えてしまうので「広告だけではゴールを達成できない」ことがわかります。 

であれば、コラボキャンペーンと広告と……



といった、複数の案を足していくことで、日本国内でのファンを増やす方法を考えます。
 

ここだけ試算するのが大変ではありますが、もともとの会員数を500万人、1,000万人といった計算しやすい数字にしておけば、制限時間内にサクサク試算できます。 

 

 ケース面接の手順4:
質問の対策を練っておく 



最後に、面接官から突っ込まれそうなポイントを考えます。

たとえば、今回の回答では「Spotifyの契約者数=音楽を楽しむ人だと言い切れる? CDやレコードを聴く人、ライブに来る人は無視?」といったツッコミがあり得ますね。 

こういう問いには、

おっしゃるとおり、たくさんの手段で音楽を楽しむ方はいます。

しかし、いまの時代に音楽を新しく楽しむ方を増やすとして、CDを買う方、レコードを聴く方を考えるより、サブスクで音楽を聴く人間を増やすのが最も現実的と考え、あえてSpotifyの会員数へ絞りました。


といった回答をします。
 

こういう風に「考えていなかったわけではないのですが、そこを選ばなかった理由」を言えれば、質疑応答をそつなくこなせます。

なお、考えてもみなかった盲点を指摘された場合は、素直に「申し訳ございません、そこは考え切れていませんでした」と伝えるべきです。嘘をつくのはやめましょう。 

なお、ケース面接は訓練すればするほど、よい結果を出せるようになります。

ぜひ、生成AIやAI面接を通じ、自分のケース面接のクオリティを上げていきましょう。