夏インターンで内定した人だけが知っている「裏技」
こんにちは、トイアンナです。
私は夏インターンを経て大手企業から内定をいただき、その後キャリアアドバイザーとして4,000人以上の就活生の相談を伺ってまいりました。
今日は、その経験から得た「夏インターンで内定を勝ち取るための裏技」をお伝えします。
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企業が夏インターンを実施する本当の理由を知ろう |
まずは企業側の視点を理解しましょう。
なぜ、企業は夏インターンにお金と時間をかけるのでしょうか?
企業が夏インターンを実施する目的は主に3つあります。
- 本選考として実施する
いわゆる「ガチ選考」です。インターン中の評価がそのまま内定に直結します。
特に、ベンチャー企業と外資系企業は夏インターン経由で内定を出すことがよくあります。 - 選考優遇ルートを優秀者に出したい
完全な内定ではなくても、本選考で一部プロセスを免除する「優遇パス」を出すことがあります。
商社、金融、保険業界に多く見られます。 - 自社の認知度アップ
大手でも知名度が低い企業や、新規事業を展開している企業が実施します。
自社の良さを知ってもらうことで、優秀層に応募してもらう目的として実施しています。
夏インターンでは志望動機が甘くても許される |
実は、夏インターンの場合、志望動機が完璧でなくても許されることが多くあります。
というのも、企業側も「まだ就活が始まったばかりで、学生は業界研究をしていないだろう」と理解しているからです。
企業としては「まずは来てもらって、自社のことを好きになってもらいたい」と考えています。
ですから、夏インターンの志望動機では「貴社の〇〇という事業に興味があります」「〇〇業界に興味があり、貴社のインターンで学びたいです」程度でも十分通用します。
では、代わりに何に力を入れるべきか。
答えは、夏インターンでも本選考と同じくシビアに見られる「ガクチカ=学生時代に力を入れたこと」「自己PR」「挫折体験」の3つです。
まずはこの3点にかかわるエピソードを「確実に内定できる」レベルまで磨き上げましょう。
なぜなら、これらは人事があなたの素質や能力を判断する最重要材料だからです。
まずは400文字で、これら3問への回答を書いてみてください。
そして、生成AIやキャリアセンターで添削を受けましょう。
たとえば、ガクチカなら「単に頑張った」ではなく「どのような困難に直面し、どんな仮説を立て、どう乗り越えたか」を書き込みます。
そのとき、他人が見ても何が起きたかわかるように説明するのは、初めてだとどうしても難しい。
そこで、添削を受ける必要が出てくるのです。
これらのエピソードは就活全体で使い回すことができますので、夏インターンの段階でしっかり作りこんでおけば、その後の本選考でも大きなアドバンテージになります。
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「立派なエピソードよりも説得力のある成果」の法則
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次に、エピソードの中身について考えましょう。
多くの就活生は、バイトリーダー、サークル長など「立派なエピソード」を作ろうとして無理をします。
しかし、よほどリーダーシップ重視の企業でない限り、これらの結果は求められません。
企業が知りたいのは、「あなたが会社組織でどのような役割を担いやすいか」です。
そこで、あなたが人生でどんな役目をこなすことが多かったか、手を変え品を変え、別のエピソードで見せる必要があります。
この「再現性のある成果」を見せましょう。
たとえば、小学校ではクラスのいじめを先輩に相談することで解決し、部活でも部長と直談判、さらに高校受験では予備校の自習室で起きたトラブルを先生とやりとりし……
といった方は「トラブルを目上の方と相談しながら解決できる」ことが自己PRとなります。
私が夏インターンを通じてP&Gから内定をもらった時にアピールしたのも、大きな成果ではなく「具体的で検証可能な小さな成果」を積み重ねたエピソードでした。
夏インターン攻略の「裏技」総まとめ |
就活において、夏インターンは最初の関門です。
挫折しそうになったときは、これはただのスタートだと思い出してください。
夏インターンで失敗しても、対策を見直せば秋冬インターン、そして本選考で挽回できます。
というわけで、夏インターンでは志望動機よりも3つのエピソードに注力し、具体的な成果を示すことで差をつけましょう。
企業も人も、結局は「再現性のある結果を出せる人」を求めているのです。
今から準備を始めれば、まだ間に合います。
この「裏技」を活用して、夏インターンから本選考へ進んでいきましょう!