こんにちは、カチメン!就活コラム担当のトイアンナです。
元Google人事で、現株式会社RECCOOのCHRO(最高人事責任者)を勤める草深 生馬さんという方がいます。
この方は就活のトレンドを誰よりも深く分析しており、私が信頼している方のひとりです。
草深さんによると、ここ数年の就活生のトレンドは以下のとおり。
これをご覧になったみなさんも、当てはまると感じた方が多いのではないでしょうか。
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周りと異なる動きをすれば内定が取れる |
なぜ突然、全体の話を始めたのか。答えは「ライバルを考えてもらうため」です。
周りが「業界を早く絞り、福利厚生が充実している”そこそこ大手”ばかり応募して、早めに就活を終わらせる」なら、逆に以下ができる人が強くなります。
上記の動きをする人が、自分に合った会社へ内定ができそうなのは明らかではないでしょうか。
たとえば、「体育会系でも頑張れます! その代わり給料欲しいっす!」と言える人は、もろ手を挙げて歓迎されるわけです。
と、言いつつ、私も体育会系組織は苦手なタイプ。 ただ、体育会系といっても以下の4種類に分かれます。
この4種を見ていただいて「給与が高ければこのうちの○番だけ耐えられる」という方は、案外いるのではないでしょうか。
たとえば、私はロジカルに淡々と詰められるのは耐えられますし、取引先に嫌な人がいても社内で「ひどいですよね~!」とわかちあう仲間がいれば大丈夫です。一方、理不尽な社内のしごきには心がやられます。
こんな風に、みんなが「イヤだよね」といっている業界でも、自分は全くダメージを受けない場所を選べば、低倍率で内定しやすいのです。
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人事の気持ちを逆手に取った志望動機を語る
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採用担当者であれば、就活生のトレンドはつかんでいます。
そして、多数の学生が「タイパ、早く帰りたい、福利厚生」と言っていることを悲しんでいます。
だからこそ、志望動機で「私は長らく、自分が一生を通じて働きたいと思える会社を探していました。そして、御社がそこだと思いました」なんて言われたらときめくわけです。
草深さんのデータ分析によれば、就活生は業界をサマーインターン前に絞っています。
つまり、第一印象や知名度で業界を絞っているわけです。
「友人が実際に企業を知る前から業界を絞るのを見て、自分はもっと現場を見てからキャリアを決めたいと考えました」などと言われれば、人事はもうコロッと落ちます。「君、わかってるね!」と。
そのうえで、「インターンや説明会を通じいかに御社に惹かれたか」を語られたら、もう内定すると思います。
それくらい、最近の採用担当者は「じっくりと自社を調べ、検討してくれた学生」に飢えています。
就活で勝つなら、まずはライバルを知るところから。
ライバルとは、あなたの周りにいる友人やクラスメイトです。
周りと自分をどう違うように見せるか。そこに必要なのは、優れたエピソードではないのです。