カチメン!就活コラム

就活での不安の消し方〜うまくいっているときの不安編〜

作成者: 松原吉宏|24/05/12 4:00

カチメン!就活監修の松原吉宏です。

今回は就活でうまくいっているのに不安を感じる理由や不安の消し方について解説します。
初めてのことばかりでさらに、自主性が急激に問われ始めるタイミングだからこそ適切な方法で向き合いましょう。うまくいっていてもより不安になる、うまくいかないともっと不安になると思いますが、考え方は同じです。うまくいかないときはうまくいかないときの不安編を御覧ください。

私は就活指導者で心理カウンセラーでもあるので、その目線で心理の部分についてもお話しますね。



●面接通過しても陥る不安の種類を理解!
うまくいくときは基本的に良い状態のはずですが、なぜ不安になるのでしょうか。ここでは2つの不安の種類を解説します。

・なぜうまくいっているか自信が持てない
就活で時々あるのが、できている実感がないまま選考に進むことです。
もちろん悪いことではありませんが、どうしても結果と自己評価の乖離があることで気になりやすいですね。
その状態への対応方法は2つの納得感を作ることです。

1.発言内容への納得感
回答内容を根拠を持って話せるように準備すること。
きちんと整理できているか、自分で整理せず言いたいことをあまり考えずに伝えていないかなどの確認です。
整理せず伝えている場合、まぐれでうまくいっている可能性もあれば、面接官が優秀で話の手順の不備に目をつぶって、上手に整理してくれているだけの場合もあります。

整理して、自分が何を伝えるべきかを明確にすることや今まで聞かれたことを再度点検し、次に聞かれたらどう回答するのかを考えましょう。

2.話し方への納得感
自分で会話がうまくない、言葉遣いがうまくできている感じがしないなど。
話し方の課題を普段から感じていると納得感が得られにくいです。
一方で、自分が気にしているほど周りは気にしていないことも多くあります。
自分の自信のなさや感覚的な判断ではなく、カチメン!で客観的な評価を得て、話し方の改善に取り組みましょう。

・プレッシャーの種類が変わり、対応できない
面接に通過すると期待とともにプレッシャーが増えます。「よし!通過できた。次も通過しないといけない」という気持ちが多いでしょう。これは当然の考えですが、面接本番では足かせになることもあります。
1つの質問でうまく回答できなかった時に、「次回答できなかったらどうしよう。受からないといけないのに」という不安を作ることもあります。対策として、「できることはやった。次の質問は冷静に考えていこう」など終わったことを考えない思考回路を持つことです。

例えば、スポーツのお話。
ゴルフでパターを外して、そこから総崩れになるシーン。
野球であれば、ピッチャーがデッドボールを出して、次以降のコントロールが狂い始めるシーン。

うまくいくほどに「うまくいくようにしないといけない」「ここまできたのだから結果を残したい」と焦ることでプロでさえもこうした失敗の連鎖に陥ることもあります。
面接ではこういう感情に揺さぶられないようにしていきたいですね。

●現実思考で不安を消し去るコツ
「わからないことを考えるよりもわかるものをきちんと行動に移す」
という考え方を面接に限らず日常でも行いましょう。考えるべきことは結果を残すということではなく、1つ1つの質問に丁寧に回答できるようにすることです。その積み重ねが通過という結果に繋がります。
「遠くよりも近くを見る!」という癖付けを是非してくださいね。

不安なら行動していきましょう。
就活で不安なときはカチメン!を開いて、コラムを読んでおさらいしたり、面接練習をしっかりしましょう。
部活と同じです。正しい方法を知り、その方法で練習を繰り返すことがレベルアップの近道です。レベルアップして不安を消していきましょう。