こんにちは。カチメン就活監修の松原吉宏です。
面接で上手く回答できないことがあるとどうしてもその時に不安になることや次回以降の面接でも同じことを聞かれたらどうしようなどと警戒してしまうこともありますね。
しかし、面接時に不安になって、次の質問以降に影響が出てしまうことでより合格率を落としてしまいます。また、ほとんど聞かれないことを気にして考え込んでしまっては時間や精神を浪費することになります。
大切なのは自分で考える力をつけて、必要なことと不要なことを仕分けできるようになることです。
面接対策で必要なことは、配点が高い質問の回答を見抜いて、回答する際の内容の質を上げていくことです。また、言い換え質問に強くなることも必要です。
こういう質問にはこういう回答をするというピンポイントの暗記型の対策をついしてしまう方は就職後も大変です。
この考えを続けている方は就職活動を機に少しずつ枝葉や表面を見ることからコアの部分(根本)を見る力をつけていきましょう。
面接官が知りたいのは◯◯だけ!と理解することが第一歩
採用をする=年間数百万円の投資です。
投資というと分かりにくければ、お買い物と考えてみましょう。
私達の日常に置き換えてみるといかがでしょうか。
例えば、テレビを購入したいと思った時。
まず、何を気にしますか?
値段はもちろん、画質、使いやすさ、機能性などの『良い所』を見ていくと思います。
値段に合う価値があるのかを判断しますね。
採用活動も同じです。
ES(エントリーシート)、GD(グループディスカッション)、面接。
全て共通する点は良い所を見つけるための選考です。
よって、このコラムの見出しの「面接官が知りたい◯◯」の答えは「良い所」でした。
ES、面接でよく聞かれる質問の共通点
繰り返しですが、良い所です。
・勉強内容・ゼミの内容
どの分野のことを学んでいるかを知り、仕事で活用できそうなものかを認識する。
※特に技術職はこの部分がマッチしていると有利。
事務系だと法律系、マーケティング、会計学などは仕事と関連性がある場合もありますが、その他は重視されない傾向。
・学生時代に力を入れたこと
ほぼ確実に聞かれる質問。
頑張ったことの説明を欲している質問ではありません。
なぜ聞いてくるのかを考えてみましょう。
・長所
ほぼ確実に聞かれる質問。
まさに、良い所そのものです。
伝えるべきポイントも論理的に考えると明確になります。
その他、アルバイト、課外活動(ボランティア、部活など)についても聞かれますが、これも何をしていたのかという話よりも知りたいことがあります。
質問の意図を分析しよう
「良い所=価値がある所」です。
更に分析すると、「仕事に生かせる資産を持っているかどうか」です。
資産とは
① 技術や学問などのわかりやすいもの
② 性格など曖昧になっているもの
の主に2つがあります。
例えば、
大学でデキストリンの研究をしていた場合、資産=デキストリンの研究の知識となります。
業界によっては、仕事でデキストリンそのものについての知識が生かせるのはもちろんですが、抽出や合成などの経験があるなら、その経験は別の物質に関係しても生かすことができるという価値とも言えます。
性格面の場合は、ミスなく丁寧に行うことが仕事で求められる場合、その性格を直接生かすことができるのであれば、価値を伝えることができますね。
先程リストアップした質問は
・仕事で活躍してくれそうかどうか
・仕事に向いていそうかどうか
を図る質問ばかりです。
ESや面接では、この2つのことを意識していくことでズレた回答にならないようにしていくことができます。
リストアップした質問は言い換えも多くあります。
例えば、長所であれば、
・自分を一言で表すとどのような人と言えますか。
・周りからどのような人だと言われますか。
・あなたを漢字一文字で表すとどの漢字が当てはまりますか。
などがあります。
ぜひご自身でも考えてみてくださいね。