こんにちは、某コンサル会社最年少役員でカチメン!就活コラム担当のなかぴーです。弊社の新卒採用責任者としても活動しており、中途、新卒どちらの面接も数多く行ってきております。
今回は、特に役員面接に焦点を当て、その対策について詳しくお伝えしたいと思います。
役員とはどんな人なのかを解説した上で、その人に気に入られるためのアピールポイントをお伝えしていきます。
その会社のビジョンや戦略を具体化し、経営方針を実行に移すための組織作り、制度設計、人材育成等の業務を行います。
役員の仕事は短期的な成果だけでなく、長期的な視点で会社を発展させるための基盤を築くことにあります。
転職が一般的になり、多くの人が会社の組織、制度、待遇に不満があれば転職をする時代ではありますが、
そういった社会の中にあっても、会社の中に長く残って、会社の組織、制度を根気強く変革させていこうと努めてきた人たちが役員になっています。
言い換えると、自分が理想とする環境を求めて転々とするのではなく、周囲の環境に対して働きかけて理想の状態に近付けることができる人という表現になります。
役員は、自分たちのビジョンを共有し、共に会社をより良い方向に導く仲間を求めています。
したがって、役員に好まれる人材とは、組織に対する愛着と献身性を持ち、長期間にわたって組織の成長に貢献してくれる人です。
一方で、役員に好まれない人材とは、組織に対して不平不満を述べ、建設的な意見や行動を取らない人や、短期間で転職を繰り返し、組織に対する愛着や責任感が薄い人です。
転職が一般的になったからこそ、長く組織に所属し、組織作りに貢献できる人材が強く求められています。
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役員面接では、皆さんが所属してきた組織に対する愛着と、組織をより良くするために貢献したことをアピールすることが重要です。
以下に、具体的なアピールポイントを挙げます。
1.組織に対する愛着と忠誠心
これまで所属してきた組織に対する思いを語りましょう。
困難な状況でも組織を見捨てず、その一員としての責任を果たしてきたことを伝えていきましょう。
2.課題解決への取り組み
具体的なエピソードを交えて、組織内の課題に対してどのように取り組んできたかを説明しましょう。単に問題を指摘するだけでなく、解決策を提案し、実行に移した経験を述べることが重要です。
3.長期的な視点での貢献
「私は大学のバスケットボール部に所属しており、3年生の時にはキャプテンを務めました。その年、練習方針を巡ってチーム内で対立が生じ、一時はチームのまとまりが失われてしまいました。
実践練習に重きを置く派閥と、基礎技術の向上を重視する派閥とに分かれてしまい、互いに不満を抱えるようになっていました。
このままでは試合に勝つことはできないと感じ、私はキャプテンとして全員と個別面談を行い、それぞれの意見や不満を詳しく聞き取りました。その上で、全員が参加するチームミーティングを開催し、双方の意見を取り入れた練習方針を提案しました。
具体的には、週の前半には実践練習を行いながら各メンバーの苦手なプレーを洗い出し、週の後半ではそのメンバーの苦手なポイントを克服するための基礎練習を行うというプランを導入しました。
また、練習後やオフの日にはチームメンバーを誘っての食事会を企画し、メンバー間の信頼関係を深める努力をしました。結果として、チーム内の対立は解消され、再び一丸となって試合に臨むことができました。その年のリーグ戦では、チームワークが功を奏し、優勝を果たすことができました。」
以上
役員面接を乗り越えるのは簡単ではありませんが、組織に対して長期的に貢献する姿勢・覚悟を持って臨むことで、他の学生とは違った印象を与えることができるはずです。
この記事が、皆さんの面接準備に少しでも役立つことを願っています。