こんにちは。カチメン就活監修の松原吉宏です。
まずは、自身の内面(ウチ)の整理です。
いきなり企業のページを見るのではなく、まずは自分の気持ちや強みをまとめましょう。
最初は最重要の項目の長所から整理します。
なぜ長所を最初に整理するのか。
実はこの問いかけを生徒にすると
「自己分析のため」
「自分の長所を知ることで仕事に向いているかを考えるため」
など小難しい回答が多いです。
ただ、答えはシンプルに「必ず聞かれるから」です。
ES(エントリーシート)や面接の大半でこの質問はあります。
さらに言えば、「聞かれる=重要、重要だからやる」という感覚も大切です。
このシンプルな考え方はコラムでも今後出てきますし、就活、仕事でも大切になるので覚えておいて下さい。
ちなみに、高校生を指導することも時々ありますが、高校生は意外とこの「聞かれるから」、「重要だから」という回答をしてくれることがあります。
年齢を重ね、知らないうちに考えすぎる、深読みしすぎることが癖になっているかもしれません。
みなさんもコラムを通じ、頭を柔らかくしてくださいね。
■自己分析と堅苦しく考えず、良い所を見つけましょう
まずは脳みそをしっかりとほぐしましょう。
自己分析でまずすることは長所を思い浮かぶだけ列挙することです。
1.長所の列挙〜目標10個以上〜
例:
協調性がある 向上心がある 責任感が強い 努力家 真面目などどんどん書いてみます。
注意点として、「こんなの仕事で関係するかな?」、「良いところだけど、悪いところとも言
えそう」などの雑念を挟まないことです。
〜列挙するときのコツ〜
努力家、真面目、責任感が強いなどは被りますが、被っているものも気にせず列挙して下さい。
物事を進める時に先々を考えすぎていませんか?
考えが浮かんだ時に「でも・だけど」と考えて、その考えを却下していませんか?
そもそもまだどんな仕事があるのかわからない中で、先にフィルターにかけてしまうと一般的なものだけが残って個性がないものになりやすいです。
どんなときも最初からフィルターをかけずに素直な気持ちで考えていきましょう。
〜浮かびにくい場合のヒント〜
うまくいったときのことを思い出しましょう。
例:成績が上がったときのこと、アルバイトで周りやお客さんに喜ばれたこと(あるいは、自分で嬉しいと感じたこと)
家族や友人に素直に聞いてみましょう。
恥ずかしい場合、「就職活動で必要だから教えてほしい」と聞いてみましょう。
物事がうまくいく人を見ていると
・頭を下げることができる
・教えを請うことを成長チャンスと考えて行動できる
人が多いです。
2.長所を明確化してみましょう
例えば、向上心というとどんな言葉に置き換えができるでしょうか。
・知りたいと思うことを深く調べる
・スポーツなどでより上を目指そうと努力できる
・自分の長所を伸ばそうと取り組める
・自分の短所を克服しようとする
など置き換えできると思います。
※ESや面接ではこういう言葉に置き換えないと理解してもらえませんので注意しましょう。
長所は何か難しいことに取組んでいる時に発揮されます。
その場面を思い出して書いていくと長所の作文をするときその場面を題材にできるので一石二鳥です。
■オマケ〜自分の殻を破る方法〜
自主性を持つということと矛盾するかもしれませんが、深く考えずにうまくいっている人の真似をしてみましょう。
勉強でもまずは真似して基礎を作り、そこから応用に繋げていくこともあります。
真似と考えず、基礎を作る、今の自分を少し変えてみるという感覚でやってみましょう。
・気持ちいい挨拶ができる人
・明るくていいなと思う話し方の人
・気配りができる人
自分でいいなと思う人はみんな先生です。
いいなと思うということは
・自分にないものを持っている
・憧れている(理想にしたいと思っている)
ということです。
そういう人を周りで見つけて、いいところを取り入れていきましょう。
生徒でも面白い感性を持っている、気配りができる、表現力が豊かな人もいます。
教えている立場ですが、そういう人達を先生という気持ちで見て、謙虚になるようにしています。
ちなみに、私は「若い人はみんな先生」という言葉をよく使っています。