こんにちは。カチメン就活監修の松原吉宏です。
就職活動だけでなく、将来にも大きな影響を与える要素があります。
それがゼロヒャク思考です。
ゼロヒャク思考をしていると感じる人は意識して改善しましょう。
例えばこういうことはありませんか。
・勉強でやる気が出ないし、今日は時間もあまりないから明日やろう
・20分だとできること少ないし、それならやらなくていいや
・中途半端になるならやめておこう
・◯◯したいな、でもやっぱりやめておこう
などです。
この思考回路、実は厄介です。
理由として、物事が全く進んでいない状態だからです。この考えだと結果として、やることが溜まってしまい、諦めてしまうことにも繋がりかねないです。
就職活動の妨げになるゼロヒャク思考
特に就職活動は何をどこまでやるのかというルールや枠組みがありません。200ページの問題集をやればいいなどの明確なゴールが見えにくいです。多くのことを知るほどに気づきを得て、ESや面接に役立てていけます。
これには際限がありません。
何でもやる≒何をやるか明確にしにくい
この課題の解決方法は後ほど解説します。次に、日常生活におけるゼロヒャク思考のマイナス影響の具体例を説明します。
行動していると錯覚するゼロヒャク思考の恐怖
ゼロヒャク思考の問題は自分なりには悩んでいることもあり、あたかも何か行動しているように錯覚しやすいこと。
しかし、冷静に分析するとご自身の頭の中で結論らしきものはあっても成果物のように形になったものはありません。これが怖い部分です。
普段から「やる・やらない」の選択を考えることに時間を使うのでなく、どうするか決めてからすべき事にどのように向き合うかなど方法を考えることに時間を使いましょう。さらに言えば、やる・やらないという思考ではなく、「やらないよりも少しでもやれば進むこともある」という思考回路に変えた上で進め方を考えましょう。
ゼロヒャク思考:
皿洗い、全部やるのはしんどいし、明日まとめてやってしまおう。
→これが明日できず、明後日。皿洗いはそのうち皿を使うのでやるでしょう。
改善された思考:
皿洗い、全部やるのはしんどいけど、とりあえず、油汚れ以外のはやってしまおう。
→こうなると勢いも出て油汚れのものもできることがあるはずです。
「まとめて」というと一見、効率的に見えますが、先送りになるという点で面倒なものをより面倒にしています。例えば、まとめてやると20分で済むこと。
分けると合間にやりやすく労力も少なめで済むこともあります、結果として20分少々掛かる可能性もあります。一方で、いわゆる体感時間や体感する手間が少なくなる(少なく感じる)場合もあります。
個人差はあるため、一度やってみてこの方法が向いていると感じたら取り入れましょう。
ゼロヒャク思考を変えるおまじない〜マシスキテクニック〜
労力がかかってしんどいとなったときに使うおまじない、それが「マシ」です。
「やらないよりやるほうがマシ」という感覚です。
どちらがマシなのかを普段から天秤にかける習慣をつけると物事が進めやすくなります。
また、慣れるとどちらの自分がスキかという感覚でも良いです。
例えば、
「何か難しいことでも取り組もうとしている自分」
「今までと同じで先送り、言い訳をしている自分」
どちらが好きですか、好きになれそうですか。
考え込んで立ち止まる時間を短くして行動ができるということは素晴らしいことですし、就職活動では常に問われることです。
前の自分だったらできないことが少しでもできるようになった。
そんな自分をマシ・スキでいてください。
就職活動は開始すると時間との勝負です。
立ち止まる、先送りはどんどん自身を追い込んでしまいますし、時間がかかることで本来集中すべき自分の軸に気付く作業、その軸に気付いてからの職業の選定に時間を使えない状態になります。
ゼロヒャク思考を変えて、マシスキ思考にしていくことを日常生活でもぜひ意識してくださいね。