カチメン!就活コラム

就職活動でやること2つ 〜ウチとソトだけ〜

作成者: 松原吉宏|23/07/01 2:25

こんにちは。カチメン就活監修の松原吉宏です。今回は具体的に何をするかというよりも就職活動ではこういうことを準備するのかという理解を得て頂ける内容を説明しますね。

就職活動ですることは主に2つだけです。
ウチ→自分の性格、経験など自分が持っている内面的なもの
ソト→業界、企業、職種(仕事内容)などマッチング先の中身 

ウチについて今からできること
・長所を列挙しておく
・今まで頑張ったことは何かを思い出して作文にする
・現在、長所を生かして取組めていること
・今までの人生でのいい出来事、そうでない出来事の年表作り

まだ具体的にしなくても良いので、少しずつ意識して思い出したら書くという感じで進めて下さい。
こちらについて具体的にどうすべきかは今後解説しますね。

ソトについて今からできること
・説明会、企業のサイトなどとにかく情報に触れる
一旦はこれに尽きます。
順番としては、まずウチ、それからソトが望ましいです。
ただ、動くことそのものも大切です。
説明会に行く、社会人や親の話を聞くなどもいいことです。

しかし、社会人や親もプロではありませんし、就職活動は数年で全く別物になっていることもあります。
例えば、2020年から録画した動画を事前に送る動画選考面接が急増するなどの変化もあります。(こちらについてもいずれ説明しますね)
そのため、就職活動の相談という意味では比較的勤続年数が浅い社員さんの声を聞くほうが良いです。
仕事内容はどういう方に聞いても良いと思います。

そして、行動する姿勢はもちろん大切ですが、説明会もどうしても非効率になりがちです。
あえて、ここでクイズです。
Q:日本の企業数は何社かご存知ですか?東証プライム上場企業は何社でしょうか?大手企業の数は?
A:企業数=400万社(どこまで含むかなどデータにより誤差あり)、東証プライム上場企業数=約1800社、大手企業数=約12,000社です。
ちなみに、皆さんが知っている企業数は多くても200社ほどだと思います。

全ての企業が採用しているわけではないにせよ、仕事の種類も膨大です。
だからこそ、まずは自分の内側を知ることでおおよそ絞り込んでいき、そこから近いことができそうな業界、職種を見ていきましょう。
学生さんを見ていると業界や企業を見る方法ばかりになっていますが、職種を見ることも大切です。

ウチとソトを交互に意識
活動しながら内と外を深く知ることでどんどん自身でやりたいことあるいは仕事にしても良いなと思うものが見えてくると思います。
内と向き合って気付いたこと、外に触れて気付いたことを互いに意識し合うと別の興味に気付くことができることもあります。

とはいえ、自分の力でやりたいことを見つけるには就職活動の中では期間が短い上に、仕事経験もない状態のため難しいです。社会人になってから気づきを得て、やりたいことが変わるあるいは本当にやりたいことに気付くことも多いです。

しかし、1つだけ断言できることがあります。
嫌な仕事、向いていない仕事だけは避けていきましょう。
好きこそものの上手なれですが、逆に言えば、嫌なものは毎日10時間くらい向き合うのは辛いですし、成果も上げにくいものです。
やりたい仕事、向いている仕事を見つけられなくても、嫌ではない仕事という感覚でも大丈夫です。

まず、いきなり就活を進めるヒントやコツではなく、日常の考え方を作る大切さの話を数回かけて行います。
無意識で取り組むのではなく、正しい姿勢で取り組むことで意識できるようになりますし、意識できていることは面接でも話しやすくなります。
まずは気づきや今までの考えの誤解を解いていき、脳のストレッチをする気持ちで読んで頂けるものです。
脳も身体と同じで柔軟性が大切です。
就職活動だけでなく、将来もうまくいくためのコツ、成功のための思考回路を作っていきましょう。